日本人はいつから「技術の流出が~」なんて言うようになったんだ??

東芝が債務超過に陥って喘いでいますね。

借入金が自己資本を超えてしまっているので、とにかく資産の現金化が急がれますが、仕掛資産や固定資産なんてすぐに現金化できるものではないので(できたとしても会計時の価格よりかなり下回る)、東芝みたいな製造会社は部門・技術ごと他社に売却するしかありません。

当然、「売れるもの」しか売れないので、ここで必ずやり玉になるのが「技術の流出」です。シャープの時も散々言われていましたね。

さっそくこんな記事が出てきました。

債務超過に陥り、部門を切り売りする東芝の現状を経済評論家が解説している。「悪あがきにすぎません」と指摘しつつも、結果的には倒産しないとの見解。中国資本に丸々売却される可能性もあるが、軍事技術力の流出を問題視した

 経済評論家の平野和之氏は「悪い言い方をすればすでに“瀕死状態”の東芝で部門を切り売りするのは、悪あがきにすぎません」と指摘しつつ、「結果的に倒産はないだろう」とみる。

この評論家は何を言っているのかよくわかりませんが、企業を再構築するより倒産した方が良いと言っているのでしょうか?? それで経済評論家?

企業を再生させるのに部門の売却は避けて通れません。それを否定するのでしょうかね・・・。

 だが、ここに大きな問題が立ちはだかる。

「東芝がシャープと違うのは、原発やプラント部門の中に、軍事転用できる技術が数多くあることです。雇用の流出も、もちろん問題だが、一番大きな問題は技術力の流出なのです」と平野氏は指摘する。

「技術の流出」ってキーワードはこの手の話に必ず出てきますが、はっきり言って儲からない技術、日本では将来性がない技術はもはや技術って呼べないんです。

東芝で半導体部門はまだ儲かっているようですが、将来性があれば日本の企業が手を上げるはずです。が、おそらく手を上げるのは中国か台湾くらいでしょう。だったら、それは日本では後生大事に守るものではないんです。

IBMがThinkPadをLenovoにあっさり売ってしまったように、将来性が見込めない古い技術は、さっさと売ってしまって、その資金を将来性のある事業に投下した方が最終的に技術力は上がります。

いままでがんばってきた技術を手放すのはもったいない、という気持ちはわかるけど、技術にも新陳代謝があって、古いものはどんどん外に出さないと新しい技術の芽が出ないのもまた事実なんですね。

何を売って何を残すかなんて、経営者ではない僕には知る由もありませんが、周りの「技術力の流出が~」なんていう騒音に負けずに再起動してほしいです。

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