こんな時こそ声を大にして言いたい。僕は死刑廃止論者だ。

神奈川県座間市で凄惨な事件が起きました。正直ここまでの猟奇的な事件は日本では過去類はなく、間違いなく犯罪史に残ります。

今回捕まった容疑者は逮捕された状況からも冤罪の可能性はほぼゼロでしょう。

こんな時に必ず話題に挙がるのが極刑にできるかどうか、つまり死刑になるかって話です。遺族からは間違いなく極刑を望む声が挙がるのだと思います。

で、判決も、おそらく過去の事例から考えても死刑を言い渡されるのはほぼ間違いないかと思います。情状酌量の余地は見つかることはないかと。

一方で、死刑廃止論も同時に挙がって、両者真っ向から対立しますよね。たぶんですが、容疑者の弁護には死刑廃止論者の弁護士が付くんじゃないかな。

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で、僕はというと死刑廃止論者だ

僕は死刑廃止論者です。正確には、かつては賛成だったのですが、16年前に廃止論者に転向しました。16年前に何があったかは後述します。

ただ、死刑廃止論者とは言っても、よくある廃止論者が唱える、「国による殺人」とか「冤罪の可能性」とか「国際情勢」とか、そんなことは言うつもりはなく、全く違う見方で廃止派となっています。

そもそも、今回のような身勝手で凄惨な事件を起こした犯人には、人権そのものが有効か?と言えば甚だ疑問で、個人的には「人権はない」と考えています。その点は死刑賛成はと同じだし、16年前以前と何ら変わりありません。

じゃあ、なぜいま僕は死刑廃止側にいるかというと、16年前のある事件をきっかけに考えが変わりました。

僕を死刑廃止論者に転向させた附属池田小事件

2001年6月に、池田小学校に車ごとつっこんで無差別殺傷事件を犯した事件です。

当時は子供いなかったけど、小学生の子供がいる今、犯人の生い立ちがどうであっても到底許せるものではありません。

問題は、この犯人、逮捕された直後から死刑を望むような言動を繰り返していた点です。

で、地方裁判では大方の予想通り死刑を言い渡されたのですが、控訴せず死刑確定となったわけです。(弁護士が控訴申請出したのを本人が取り下げた)

そこからの展開があっという間でした。

あっという間に死刑が執行されたんです。この時はあまり大きく報道されなかったのですが、テレビのニュースでやっていました。

もちろん、遺族は極刑を望んでいましたので、その意味では「望みがかなった」と言えるのですが、同時に犯罪者本人も望んでいて、その「望み」が叶ったのです。

これ、遺族側からしたらやるせないんじゃないかと。

なぜ死刑を望むのか改めて考えてみた

なぜ我々は凶悪犯に対し死刑を望むのか。

  • 被害者と同じ死の恐怖を味わってほしい。
  • ことの重大さを感じてほしい。
  • 事件に対し後悔の念を抱いてほしい。

こんなところでしょうか。要は自分のしでかしたことの重大さを認識し苦しんでほしいということかなと。後悔の念を最高潮まで抱かせる手段として死刑を望むんだなと思ました。

ところが、池田小で殺傷事件を起こした犯人はどれも該当していません。なんたって死刑を自ら望んでいたのですから。

そう考えたときに、死刑自体、本当に意味があるのかと考え直し始めました。

死刑は受けるべき罰を途中で終了させてしまう

この一言に尽きるんじゃないかと。

死刑執行してしまったら犯罪者に受けてほしい罰…「後悔の念」を認識した上で味わう「生き地獄」が終わってしまうわけですね。

むしろ、望むべきは一生苦しんでほしいってことなんだと。だとしたら死んじゃダメなわけで、ずっと生きてその地獄を一生味わせた方が、本来僕たちが死刑を望むことによって与えるダメージを受け続けることになるんじゃないかと。

もちろん、日本には終身刑がないので出所する可能性があります。なので、まず最初に終身刑を制度化する必要あるだろうし(ただ、現実的に日本では無期懲役はほぼ終身刑となっている模様)、極刑を受けるような非道な相手には今の刑務所は環境が良すぎると思うし(網走刑務所とかアルカトラズみたいな所必要かもね)。

そんな周辺の制度や環境は改めて見直すという前提で、僕はいまは死刑廃止論者です。

今回の座間市の犯人もおそらく死刑になると思います。多くの人はそれを望むでしょう。でも、この手のタイプって死刑をあっさり受け入れちゃうんですよね。で、あっさり死刑執行。…むなしいだけです。

こんな犯罪者にはどんな罰であるべきか、みんなで今一度考えてみてほしいです。

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すまたすログ

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