ネットカフェ難民の復活は独力では無理だけど救済コストはそれほど高くない

ダウンタウンの松本人志がネカフェ難民に「ちゃんと働いて」と言って物議を醸していますね。

 ダウンタウンの松本人志(54)が、社会問題となっている“ネットカフェ難民”に「ちゃんと働いてほしい」との思いを述べ、解決策について持論を展開した。 18日放… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

残念ながら松ちゃんはネカフェ難民の実情をよくわかっていないのでしょう。一度ネカフェ難民に陥ってしまうと脱出はほぼ不可能なんですよね。

ちゃんと働こうにも企業はネカフェ難民に内定は出さないです。僕だって経営者や人事担当者だったら内定出さないです。

なので、彼らには救済という要素がないと復活できません。

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ネカフェ難民が脱出できない理由

ネカフェ難民になったことがない僕が言うのも変ですが、このブログ記事がリアルで参考になります。

この人のケースだと、ネカフェは1ヶ月滞在で74,000円だそうです。

普通にきれいなアパートに住めるレベルじゃんか、と思うかもしれませんが、アパートには多額の初期費用がかかるので、それがハードルになってアパートを借りられないのは良いに想像できますね。

それと、住所不定者に貸してくれる大家さんが果たしているのか、という問題もあります。

この記事によると、ネカフェで1ヶ月滞在すると食費や職場への交通費などを含めて月14万円かかるとのこと。収入源がアルバイトだけという点を考えると、この状態でアパートの初期費用を捻出するのは不可能と言っていいでしょう。

一度ネカフェ難民に陥ると、独力で脱出するのはほぼ不可能と言っていいです。

でも、救済コストはそれほど高くない

一方で、ここまで確認してわかることは、ネカフェ難民の救済にはそれほどコストはかからないということです。

なぜなら、ネカフェ難民の月コストに14万円かかるということは、それを支払うだけの稼ぎがあるということを意味しています。ニートと違って収入源はあるのです。

バイトだけで14万円稼ぐのはそこそこ優秀なんじゃないでしょうか。少なくとも普通に稼げる体力と精神力は現時点で持ち合わせていると言えます。単純に住む家がなく、借りようにも初期コストのハードルが高いだけで。

それに、74000円が滞在コストとして持っていかれており、それを3万円くらいの格安アパートに移ったら4万円以上捻出できる上、アパート住まいになれば自炊に切り替えられるので更に2万円くらい捻出できると思います。

住む場所さえ確保できて且つ今の稼ぎを維持できれば、結構簡単に復活できそうです。

但し、独力では不可能なので、ここを行政が救済すればいいわけです。

要は、行政が格安のアパートを用意して敷金礼金保証人なし(保証人は行政)、という救済処置を用意すれば比較的簡単にネカフェ難民を救済できてしまうんです。

…と思ったら実際に救済処置があるそうだ

と、ここまで書いていたところで、Twitterでこの件をつぶやいていたところ、実は救済処置があるってご指摘がありました。

言われてみてざっと調べたところ、こんな記事がヒットしました。

東京都は15日、インターネットカフェなどを住居代わりとして生活する若年層ら、いわゆる"ネットカフェ難民"を対象としたサポートセンターを、25日に開設すると発表した。同センターの名称は「TOKYOチャレンジネット」で、東京都新宿区歌舞伎町の東京都健康プラザ「ハイジア」3階で各種相談業務を行う。

NPO団体など含めるとまだまだありそうですが、一方でこんな記事も。この記事によるとネカフェ難民は都内に4000人いるそうです。

救済処置がありながら、一方でネカフェ難民が依然多いという実態はどう説明していいのかわかりませんが、指摘いただいた人からは、制度自体知らないか制度の中身が悪く知っていても使わないのではないか、とのこと。

この辺りは興味深いのでウォッチしておきます。

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