つぶれた会社の責任はすべて社長なのだろうか?という前々から思ってる疑問

会社が倒産したり窮地に陥った時はすべて社長の責任なんだけど、それはその通りだとして、それを見ていつも思うのは従業員側に責任はないのだろうかってことです。少なくとも世間と一緒になって俺達の生活返せーって叫ぶ側に立っていることにいつも違和感を感じているのです。

社長の仕事は経営判断することです。

その経営判断が誤っていたら会社をあっという間に傾けてしまう破壊力を持っています。

記憶に新しいのが東芝で、元をたどれば海外の会社を買ったことが運命の分かれ道だったわけで、その決済をしたのが当時の社長です。なので、当時の社長が世間や(おそらく東芝内でも)散々叩かれていますね。

ただ、当時の社長は何を持って「買う」と判断したのでしょうか。

それは、当時の部下たちが社長に「買う」と判断するだけの材料を与えたからです。

その買うと判断した「材料」は、市場調査や相手会社の調査からいろいろあって、社長い直接報告するのは本部長とか事業部長とか言われている人たちですが、実際に調査にあたったのはもっと下の人達です。本部長とか事業部長とかに直接報告するのは部長や課長あたりですが、実際にに動いたのはもっと下の末端レベルです。

末端が直接動いて、→課長→部長→事業部長(本部長)→社長というルートで報告されていきます。

会社によっては、→課長with部長→事業部長(本部長)→社長、あるいは、→課長→部長with事業部長(本部長)→社長、なんてパターンもあったりしますが、まあ、大企業の基本形はこんな感じです。

社長は超能力者ではないので、これらの報告がすべてです。

社長判断の「正しさ」の前提として、これら報告内容が「正しい」ことが必要なのです。

なので、僕がいつも思うのは、部下から上がった報告内容は果たして正しかったのか?ってことです。よくあるのは悪いニュースは報告が滞りがちになるパターンです。たとえば東芝のケースではそんな状態になっていなかったんだろうか?ということをよく思います。

人工知能は必要なパラメータが欠けるとちゃんと学習してくれません。人間だって同じです。

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なんてことを、先日の会社の飲み会で同僚たちと話をしました。

大方の意見は、「すべての情報を滞りなく報告される仕組みを作っていなかった点でやっぱり社長の責任」でした。

ただ、「滞りなく報告される仕組み」ってなんでしょうか?

IT技術を使って部下たちが意識することなく社長に情報が渡るようなシステム? …そんな都合の良いシステムはないですね。定例会議くらいしか思いつきませんがそんなことはどこの企業でもやっていることだし、近年はそんな会議は生産性を落とすなんて言われてむしろ否定的です。

末端が直接社長に報告するシステムとか? そんなことしたら今以上に悪いニュースは言わないでしょう。それに部課長クラスが後ろで糸を引くので単なるパフォーマンスになるのがオチです。

ということで、僕には「滞りなく報告される(新しい)仕組み」が思いつきません。

結局のところ、従業員1人1人の意識に委ねられているような気がしてなりません。

末端→課長→部長→事業部長(本部長)→社長というルート(途中withあり)のルートで、各々がウソをつかないという大前提が必要なのです。

仮に誤った報告をしてしまって途中で誰かが気づいたらすぐさま訂正の報告がなされる必要もあります。こういうのってだいたい躊躇しますよね。

そう考えると、全知全能を求められる社長って、足場は結構ふにゃふにゃなんだなって思いました。

なので、僕は悪い報告を最初にしてます

僕は会社の中では末端な方なので、「経営判断」とはかなり遠い位置にいます。

が、上司にはとにかく悪い情報から伝えようとは心がけています。社長に正しく経営判断してもらうって結局そういうところなんだろうなと。

もっとも、悪い内容の報告をされる方は嫌な気持ちになって、場合によってはあきらかに機嫌が悪くなる時もあるのですが、僕はそんなこと気にするのをやめました。

最近ではそんな苦痛な顔をする上司を見て楽しめるくらいの境地に達していますが、まあ年齢的な部分も大きいのかもしれません。さすがに20代の若手にそれを求めるのも酷ですが、せめてオッサンの僕は上司が疲弊するほど悪いニュースから突っ込んでいこうかと思った次第です。

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