新興フリーランスの最大の試練はおそらく数年後にやってくる不況だ

ここ最近、会社を辞めて専業ブロガーになりました、とか、フリーランスになりましたって話がTwitter上でよく見かけるようになりました。

2016年くらいからちょいちょい現れて、2017以降加速、2018年には「ホントに専業で大丈夫?」って思える人がどんどん専業化していっているようです。あくまで僕の観測範囲の感覚でしかないですが、たぶんそうでしょう。

彼らがフリーランスになることについて特に問題視しているわけでもないし、むしろ応援している方ですが、1つ懸念しているのがブロガーとして1度も不況を経験していないということでしょうか。

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不況になるとこうなる

僕は社会人になって何回か不況を経験しています。

ITバブル崩壊の2000年、リーマンショック、2012年前後の円高不況と、特にITバブル崩壊時と2012年前後の円高不況はエレクトロニクス系の会社中心にリストラの嵐が吹き荒れました。

ITバブル崩壊時はまだ30歳になったばかりの若造だったので全く対象者に引っかからず傍観していた程度で、しかも社員数が結構多かったので案外簡単に事が進んだような気がします。

一方で2012年前後の円高不況時は40代だったという点とすでにかなり社員数が絞られていた中でのリストラだったので日本中が阿鼻叫喚でしたね。この時の恐怖はたぶん一生忘れないです。

新興フリーランスの中には20代後半や30代の人もいると思うので、2012年前後の円高不況時には社会人だった人もいるでしょう。でも20代だとリストラの対象者にならないので、僕がそうであったようにほとんど傍観者で、ホントの意味での不況の恐怖を肌で感じてはいないと思います。

不況はとにかく仕事がないの一言に尽きます。注文がホントに途絶えます。

経済は業種が違えど必ず繋がっているので、不況になればどんな職種でも影響します。フリーランスも無傷ではいられないでしょう。

ブロガーは関係ないと思うかもしれませんが、広告の出稿が減ったり収益率が減ったりすることも考えられます。

サラリーマンも厳しいですが、リストラに合えば別ですが帰休を取ったり給料を減額したりで何とか耐えようとがんばります。不満を持ちながらも毎月一定のお金が入ってくるサラリーマンはこういう時に強いですね。急に困窮することはありません。

ところが、フリーランスはそういったセフティネットがなく一気に困窮すると思います。

僕の知り合いが10年以上もフリーランスやっているのですが、東日本大震災の時に被災地でもないのに数カ月収入が途絶えました。不況になった時も大きな収入減となりました。

これがフリーランスの厳しさです。

サラリーマンより自由ですが、それはすべてが自分の責任だから自由を手にしているんですね。好景気の時は自由という利点がクローズアップされますが、不況時には一気に困窮することが表裏一体なのです。

会社が儲かってもサラリーマンの給料が上がらない理由

よく、フリーランス界隈から会社がどんなに儲かってもサラリーマンの給料はあんまり上がらないと批判されますが、それが片方の側面しか見ていません。

そりゃそうです。不況時にそんなに下がらないからです。

会社が大赤字になってもサラリーマンの給料がマイナスになることはありません。減額されることはありますが生活に支障をきたすほどは下がりません。

一方でフリーランスは赤字は赤字です。その代わり儲かったら総取りです。

つまりそういうことなのです。

フリーランスになって生活できるレベルの収入になったとよく見かけますが、この好景気時に「生活できるレベル」はちょっとまずいですね。「会社が好景気時にほんのわずかな利益」だとヤバいと思うでしょう。それと同じです。

不況は数年後かならず来る。その時耐えられるか?

好景気から好景気までのスパンは今までの経験からだいたい10年くらいです。その間に不況があります。

今の好景気は2013年から始まっていて2017年をピークとなっている節があるので数年後には不況が来ると見ていいです。

僕は2020年あたりが危ないと思っています。ここ最近は中国の景気が後退し始めたって話を見かけるようになりましたが、今は世界の景気は中国が支えていると言って過言ではないので、なんだかきな臭くなってきたなって思っています。

仕事関係で取引先の人とよく話をしていますが、今の中国の景気減退はかなり危ういと感じています。

もしかして2020年を待たずとも来年あたりから不況に突入するんじゃないかと。

景気に「一服」というヤツがあぶなくて、落ち着くと捉えてはいけません。景気は落ち着いたら(グラフ上上昇が鈍化したら)、一気に下がります。

そんな時、フリーランスはサラリーマンよりはるかに厳しい状況に陥ることは間違いなく、僕の知り合いのフリーランスを見ているのでわかります。

今のうちにリスクヘッジしておくべきだと思います。それを投資で運用と思ってはダメです。不況時に一番煽りを食うのは投資案件ですから。大きくマイナスに陥るので不況時こそ出金すべきではありませんから。

サラリーマンの立場であんまり思いつかないけど、僕だったら今の売上の一部をランサーズなんかのライティングやプログラミング案件で収入を積んでおきますね。今のうちにやっておいてなるべく固定客を掴んでおくことをしておきます。利益率はあんまり良くないですがリスクヘッジでやっておくかな。

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