Twitterのいいねボタン廃止のニュースを見て、かつてmixiが足跡機能を廃止して衰退したことを思い出した

まだ検討段階のようですが、Twitterがいいねボタンの廃止を検討しているとか。

10月30日、Twitterは「いいね」機能の廃止を検討していることがわかった。 英メディアのTelegraphによると、TwitterのCEO Jack Dorsey氏が、社内で実施された従業員向けイベントで、「いいね」機能の削除についてほのめかしたとのこと。これを踏まえて、Telegraphは同ソーシャルサービスが...

現時点ではTwitterの広報担当者は「(Twitterにおける)健全なやりとりのため、全てのサービス(機能)を再考している」と述べ報道を否定しているが、どうやら「いいね」機能を削除することで、Twitterは各ツイートに対して偏見を持たずに利用できる環境を作ることを目指しているようだ。

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この件に関し、かなり否定的な意見が多いですが、僕も同じです。

そもそもTwitterの性質上、健全な議論なんて元からできていないので、いいねボタンの廃止くらいではどうしようもないです。

この話題を見て、かつてのmixiを思い出してしまいました。

2000年代、日本でSNSといえばmixi一強でしたが、2010年を目前に坂を転げ落ちるように衰退していきました。

原因は諸説ありますが、当時のヘビーユーザーの僕としては「終わりの始まり」は足跡機能を廃止してしたあたりから一気に衰退したと思います。

当時を思い出しながら、なぜmixiが衰退してしまったか僕なりの意見を述べた上で、Twitterのいいねボタン廃止の危険性について語りたいと思います。

当時のmixiは自分の強みを理解していなかった

mixiが足跡機能を廃止した背景には、Facebookの日本上陸で急速にユーザーを増やしていったことにあります。

このあたりからmixiのFacebook化が始まっていきました。かなり意識していたことが当時のユーザー側からも伝わってきました。

それがどういう経緯で足跡機能廃止まで至ったかはわかりませんが時期的には同じです。足跡機能が当時の運営側に「根暗さ」をイメージしてしまったのでしょうか。

いかにも陽キャの集まりみたいなFacebookを意識すると邪魔な機能に思えてしまったのかもしれません。(あくまで僕の想像です)

でも、足跡機能はmixiのSNSとしての性質からすると有効に機能を果たしていました。

mixiの強みはユーザー同士のつながりの「濃さ」でした。この一点に尽きます。

コミュニティの活発さは、FacebookやGoogle+、もちろんTwitterにもありません。FacebookやGoogle+にもコミュニティを立ち上げるサービスがありますが、あまり活発ではないです。日本上陸当初は少し活発な動きもありましたが、すぐに廃れました。

また、mixiはプロフィールに小学校から大学までの出身校を登録すると、同じ卒業生同士につながる仕組みがあったり、卒業年ごとにコミュニティが立ち上がったりで頻繁なやりとりがありました。僕も中学の同級生数人とmixi上で再会しましたし。

そんな時、足跡機能があると便利なんですね。匿名なので相手が知り合いかどうかわからず、足跡の数などで「もしかして?」と感じ取りながら繋がっていくというのがmixiの特徴でしたから。

なので、足跡機能の廃止はmixiの強みであるつながりの濃さを削ぐことになったわけで、当時のmixi運営側はそれに気づかなかったようです。

その時期からmixiユーザーが急速に減り、スマホアプリのクソっぷりも手伝って、今ではもはや限界集落と化しています。

Twitterの強みは何?

じゃあ、Twitterの強みは何か?といえば、そりゃもう「拡散力」の一言に尽きます。

前での記事ではTwitter運営側は「健全な議論の場」を望んでいる節がありますが、いや、そうじゃねーだろ、って突っ込みたくなりますね。

かつてのmixiのように自分の強みを完全に読み間違えています。Facebookを意識しているんでしょうか。(Facebookももうかつての勢いはなくなっているけど)

もちろんリツイートボタンで拡散は可能ですが、多くのユーザーは「いいね」と「リツイート」とを使い分けている人が多いので、そのバリエーションを減らすのはかなり悪手かと…。

まだ「検討段階」とのことですが、覆ってくれることを祈るばかりです。

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