貯金すると金の死蔵とか言っているヤツ多すぎるので全くの勘違いだということを書いておく

僕も妻もあまりお金を使わず貯金にまわしているのですが、ネットとかで見てると「貯金=金の死蔵」とか言っている人があまりにも多いです。

死蔵しているので市場にお金が回らない、だからもっと消費とか投資しなければいけないと。

なんだかまるで銀行に大きな金庫があって、国民の総貯金額1000兆円が眠っているかのような感覚でいるようです。

でも、もしそんなお金が銀行の中に眠っているのなら、どうやって銀行員の高い給料を捻出できているのか疑問にも思わないのでしょうか。

著名な経済学者ですら貯金=お金が停滞するというテイで話をしているのを見ても、専門家もそんなもんかと嘆きたくなりますね。

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貯金は金庫に眠っている…わけではない

これ、どうしてみんな「貯金したお金は銀行の金庫に眠っている」ような言い方するんですかね。

もし仮に金庫に眠っていたら、そりゃ死蔵していると考えて良いと思いますが、実際は預かったお金は企業や個人に貸し出したり、国債を買ったりしているわけで、結局のところそのお金は市場に出回っているのです。

これを「死蔵」と表現するのは正確じゃないと思います。僕は昔からこの言葉にすごく違和感持っています。

もちろん引き出しや振込みを回せるだけの現金は持っていると思いますが、それ以外の多くのお金は市場に出ていっています。

そりゃそうです。銀行員の給料を捻出するためには市場に出して運用しないとなりませんからね。銀行は製品を作って売ったりするわけではないので、預金の運用が命ですから。

もちろん、企業側からすれば銀行からの借金で得るお金よりも売上げから得るお金のほうが良いわけなので貯金せず消費に回ったほうが良いのかもしれません。

ただ、100%そうかというわけではなく、企業が銀行から借金したお金はたとえば製品を作るための運転資金なわけで、そこから材料を購入すると借金は取引先には売上として計上されるわけです。

従業員の給料に充てられることもあると思いますが、捻出するのが借入金からだろうが売上金からだろうが給料は給料です。そこから消費したりまた貯金したりとお金は回っていくわけですね。

もちろん、借金のほうが企業にとって負担だし売上からの利益の方がうれしいのですが、マクロ経済的には「お金が回っている」という意味では同じです。

とある著名な経済学者が銀行の貯金を大きな水瓶と表現したことありますが、あれもすごく違和感あるんですよね。「水瓶の中の水をどっと流せば経済的に…」と書いてあったけど、それって銀行に貸し剥がしをしろっていう意味じゃないかと思いました。

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