人はなぜ「コンサルタント」になりたがるのか?人の上位に立ちたいという願望なのか?とにかく日本人はそういうヤツが多いんだよね。

学生の就職希望ランキングで「コンサルタント」という職業がそこそこ上位にあるのですが、これは学生に限った話ではなく、非コンサル企業の中でも「社内コンサル」的なポジションに就きたがる人って結構多いんです。

各部署への品質や安全関係の監査をするとか、購買先への品質監査とか、そういうコンサル的な業務を嬉々としながらやる人って割と多いんです。

こういうの見てると、人って集団の上位に立ちたいという願望があるんだなっていつも思うんですよね。

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比較的大きい企業なんかはそういう監査するコンサル的な小組織が乱立することがあって、僕が勤めている会社でも、新しい作業への品質監査や購入設備の安全監査があります。

監査する側って指摘してそのリスト作って被監査部門に投げるだけなので仕事としては楽なもんです。改善するのはあくまで被監査部門ですから。たまにフォローアップにやってくるくらい。

この「監査」ってやつは、経営者側からすると内部統制として役割を果たすのでどちらかというとやりたがる側にいます。…という経営者側の後ろ盾があるために特に大企業では乱立しがちなんですね。

ところが、末端の現場からすると監査を受けるだけじゃなくその改善のために時間を使う、その時間分は他の業務が止まるわけです。

一見、その改善した分がプラスアルファとして会社の実力が上がったと勘違いしやすいのですが、実はその仕事をやった分、他の何かの仕事をやる時間が奪われているんですね。当たり前ですが…。

かつてうちの会社にも会社幹部が指揮をとって定期的な品質監査をはじめたことがありました。会社幹部が絡んでいるので、もう一大イベントのような大騒ぎになります。監査にほぼ半日を使うし、その時に指摘されたものは定期的なフォローアップがあるので末端社員その時間も新たに発生するようになったわけです。

当然ながらそれにかかった時間は他の仕事の時間を奪います。

ところが、何がどれだけの仕事ができなかったかなんて証明しようがなく、会社幹部どころか担当レベルですら何が後退したのかわからないです。

偶然なのか必然なのか、その後のうちの会社の業績はどんどん落ちてきました。当社の生産性が落ちたとか開発力が落ちたとか、そんなことを言われていましたが、(すべてとは言わないけど)原因の1つだったろうと思っています。

日本のホワイトカラーの生産性が低いってよく話に上がりますが、原因の一端にそんなこともあるってことを知っておいた方が良いですね。

欧米の監査なんて超適当ですよ。

ISOでは購買先の品質監査を要求しているので、うちの会社もお客さんの監査を受けることが結構あるんですが、まあ、欧米人は適当です。こいつら会社の金で日本に旅行しに来ただけだろって思うくらい適当です。

その点アジア人は真面目なのですが、ネチネチ執拗なのがダントツ日本人です。とにかく細かいし執拗い。

生産性が低いのも仕方ないのかなって思いましたが、人の上位に立ちたい、ネットで言うところの「マウントを取りたい」って意識は日本人に多いのかもしれません。

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